これからウィッグ(ヘアピース)を着けようか迷っている人や、最近着け始めた人の中には、身近な人へのカミングアウトはどうしたら良いのか悩んでいるかたがいらっしゃると思います。
私も部分ウィッグを着け始めた時にまず悩んだのが、このカミングアウトの問題でした。
もちろん人によってこの辺りの考え方は違うと思います。
「人に知られても全然気にしないよー」
という人もいるかもしれないし、
「すごく引かれたりしたらどうしよう…」と、私のようにとても悩んでしまう人もいる。。
今回の記事は、(特に悩んでしまいがちな)私目線で書いていますので、よろしくお願いします
m(_ _)m
あ、そうそう!
なぜこの記事を書こうかと思ったのかというと、ついに夫にウィッグであることを話したからなんです!
その時の様子も書いてみますね。
この記事を書いているのは…
若い頃から薄毛・細毛・癖毛で悩んでいる40代主婦です。
ウィッグ利用のキッカケは、Zoomのリモート打合せで着用してみようと思ったこと。
その時に初めてウィッグのすばらしさに気付き、それ以降ウィッグ愛好者となっています。
40代からでも不自然さゼロでウィッグを着用するため、日々研究を重ねています。
気が付かない夫の様子はこちらから ↓ ↓
ウィッグのカミングアウトは怖いという気持ちはどこからくる?
ウィッグのカミングアウトの悩みは、打ち明ける相手によっても全然違いますし、自分の環境などでも変わります。
私は今回やっと夫にカミングアウトできましたが、まだ他の人には言い出せません。
とても仲の良い妹弟にも言っていません。
同じ薄毛仲間である父や母にも言っていません。
身内に打ち明けるときに一番怖いのは「そんなものつける必要ない」、と否定されること。
家族以外(友達や知り合い、職場仲間など)に打ち明けることが怖いのは、打ち明けた後に引かれてしまったり、腫れ物に触るかのように接されないかということです。
難しいのは、人によって受け取る感覚が異なるところです。
薄毛の程度だって人によって違いますから。
薄毛であることを人になんとなく相談しても
「あなたよりもっと髪の毛が薄い人だっているんだよ」
とか
「薄いけど、そこまで悩む薄さでもないよ」
とか、人と比べてどうだってことを言われることが多いのです。
また、そのようなことを相談されても実際何と答えたらよいのか分からない人も多いと思います。
人と比べてどうかというのは全然関係なくて、自分自身が深く悩んでいるという事実は変わらないですよね。
カミングアウトをした相手には、できればその事実を普通にさらりと受け入れて欲しいなと思ってしまいます。
ちょっとわがままでしょうかね??^^
(もう髪が増えることはないかもしれない)という事実を認めなきゃいけないと思っているのに、まだどこか期待してしまう自分がいます。
ここが薄毛の厄介なところです。
ふと鏡を見ても気持ちが沈んでしまう。
それで意を決して着け始めたウィッグを否定されたり、引かれたりしてしまうと、本当にショックが大きくなりそうで。。。
だからカミングアウトするのが怖いんだと思います。
家族への「ウィッグ」カミングアウト|私の場合
夫にカミングアウトしたのはつい先日のことでした。
ウィッグを着け始めてもう半年以上経ってからのことです。
言おうか言うまいか普段から考えていた私でしたが、「その時」は突然訪れました。
私が家の仕事スペースでPCに向かっていた時のこと。(その日は出かける用事があったので、朝からウィッグを着けて仕事をしていました)
突然夫が近づいてきて、
「お?頑張ってるね~」
と頭に手をポンっと置いたのです。
部分ウィッグやヘアピースを着けている方なら分かってくれると思うのですが、私は常日頃から、頭に触られる事態だけは避けたいと考えています。
それが突然頭を触られたことでプチパニックとなり、
「ちょっとーー!今ウィッグ着けてるんだよおー!」
と言いながら、椅子から飛び退いてしまったのです…
夫はびっくり。
しかも私が何を言っているのか一瞬理解できないようで、しばらく固まっていました。
そうです、夫は頭に触りましたが、ウィッグであることにはまったく気が付いていませんでした。
はい・・私の先走り自爆ですね(笑
でももう言ってしまったのですから、この際きちんと話そうと思いました。
「だから、今ウィッグを着けてるの。これ、私の髪の毛の上にウィッグが乗ってるの!」
と言うと夫は、
「え?髪の毛?…それウィッグなの?」
私「うん、そうだよ。ここ(つむじを指さして)は、私の頭皮ではない。」
夫(私の頭にめちゃくちゃ近づいて見て)「ええええ!!これ、お前の頭じゃないの??うそでしょー!」
夫の驚き具合は想像以上のものでした。もう、のけ反ってびっくりしていましたから(笑
私はこれまで、もしや夫は私のウィッグに気が付いているのか…などと勘ぐっていましたが、そんなことは全くなかったのです。
マジでマジで、気が付いていなかったようです。
もう私はその状況にテンパりすぎていたので、
「今からウィッグ取るよ!見ててねー!なんなら動画撮ってもいいよ!」
と、謎の余裕をかます始末…。
その後、ウィッグを外す瞬間を動画に撮ってもらいました。(後で誰が見るっちゅーねん)
幸い夫は拒否反応を示すでもなく、とにかくなぜか終始楽しそうに笑っており、私はとても救われました。
そう。夫は私がウィッグを着けていたことよりも、ウィッグのリアルさに驚いていたんですね(笑
ウィッグを手に取って、
「なんでこんなにリアルなんだ!すごすぎる」と言いながら自分で被ったりしていましたから…。
その時私の着けていたウィッグは、私元気のウィッグです。レビューはこちら ↓
ウィッグを着けることに対する家族の意見は
ひとしきり夫と騒いだ後、夫に聞いてみました。
質問「ウィッグ着けてるって本当に気が付いていなかったの?」
夫の答え「まったく。…ていうか、そんなに変わる?」
質問「外出するときもこれからはウィッグ着けると思うけど、どう思う?」
夫の答え「〇〇(私の名前)がそうしたいならいいと思うよ。自分が気持ちよく過ごせるんだから」
夫はその後も特にウィッグのことには触れてこず、たまに
「今着けてんの?」とつむじをグイっと触ってきたりします(笑
(外でそれをやるのは止めてほしいですが)
カミングアウトをするかしないかは、ひとそれぞれ
今回私は、一番近い存在である夫にカミングアウトできて正直ほっとしています。
ウィッグの置き場所にも困っていたし、毎回ウィッグを着けるときにもコソコソと隠れていましたから。
夫はウィッグを着けることをもしかしたら否定してくるのではないかと思っていましたが、そうではなくて良かった…。
遊びに出かけたくない、外食したくない、おしゃれもしたくない、もちろん鏡も見たくない・・・
ウィッグのおかげでそんなどんよりした毎日が変わって、【私はとにかく嬉しいんだよ!】ということを伝えたら、夫はうんうんと頷いてくれました。
これが友達や職場の人、ママ友へのカミングアウト・・・となると、またハードルが高くなりますね。
それはいずれ考えようと思いますし、今はカミングアウトする必要もないのかなと思っています。
本当にカミングアウトは、その人の年齢や環境によっても気持ちが変わるから、何とも言えません。
もし私の年齢がもっと若かったら、すごくすごく躊躇すると思いますし。
やはり、カミングアウトされた側の気持ちも考えてしまいますしね。
カミングアウトは、自分がしたい相手だけにすればいい
今日のところはそのような結論に至った次第ですが、人によっては様々な意見や気持ちがあって当たり前のことです。
それでは今日はこの辺で。
カミングアウトに関する意見や悩みなど、お問い合わせから気軽にコメントいただくと嬉しいです。
最後まで読んでいただいてありがとうございました^^
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