こんにちは。
今日は薄毛でどうしてここまで悩んでしまうんだろう、ということを自分で見つめなおしながら書いています。
SNSを始めて、そしてこのブログを書き始めてから、私の薄毛コンプレックスは少し和らいできたような気がします。
悩みの程度は変わりませんし髪もどんどん薄くなっていますが、年齢を重ねるうちに(もうある程度はあきらめよう)という気持ちが出てきているのは確かです。
でもやっぱり、お若い方などのSNSを拝見していますと、自分が若いころの思いがよみがえってきます。
何とか、悩んでる薄毛女子のみんなの髪の毛が増えないかな。
副作用のない、女性にも効くとても画期的な薬が開発されないかな。
薄毛治療が保険適用にならないかな。
…と思ってしまいます。
今日はとりとめのない文章になりそうですが、色々自分の思いを書いてみますね。
この記事を書いているのは…
若い頃から薄毛・細毛・癖毛で悩んでいる40代主婦です。
ウィッグ利用のキッカケは、Zoomのリモート打合せで着用してみようと思ったこと。
その時に初めてウィッグのすばらしさに気付き、それ以降ウィッグ愛好者となっています。
40代からでも不自然さゼロでウィッグを着用するため、日々研究を重ねています。
薄毛に関しては、妥協点がみつからない
さて、このブログを書いているのは5月のおわりなのですが、そろそろ薄毛・軟毛の敵である「湿気たっぷり」の季節がやってきました。
今日は家の中にいてもなんとなくじっとりとしてきまして、窓を開けると生あたたかくて水分をたっぷり含んだ風がまとわりついてきます。
私が薄毛でなければ、風の中の水分量を瞬間的に察知することもなかったでしょう。
そしてその湿気はすぐに私の髪の毛のスキマに入りこんできて、うねうねチリチリにしてしまいます…。
今は部分ウィッグという最強アイテムがあるし、40代も後半になっているので昔ほど思いつめてはいません。
しかし、いったい何十年、髪のことで悩んでいるんだろう。
自分の髪の毛が友達と根本的に違うということに気が付いたのはもう高校生や大学生になってからだったけれど、そこから計算しても四半世紀以上経ちました。
出かける前にドライヤーで入念に伸ばした髪の毛も、こんな湿気の日は一歩外に出た瞬間にうねります。
前髪セットは女子にとって大切なのに、セットどころか下ろすこともできない。
湿気でぱっくりと少ない前髪が割れ、毛先はくるんと外側にうねり、細くてやわらかい毛が額や頬にまとわりつきます。
汗ばむ季節はこれがものすごく不快なんです。
細毛の軟毛はふわふわとするので、おさまりがききません。
少ないくせにものすごい主張してくるのです。
ダウンヘアなんてもってのほか。でもひとつに髪をまとめても、切れ毛が多いのか短い毛が顔まわりにまとわりついてきます。
艶のないパサパサな髪の毛をひとつにまとめている姿を鏡で見ていると、やっぱり自分で悲しくなってしまいます。
たかが髪の毛、されど髪の毛、そんな思いを行ったり来たりしてきた数十年でした。
友達や彼氏と待ち合わせをしているときに、ふとウインドウや鏡に映った自分を見て気持ちが一気に下がり、もう走って帰ってしまいたい衝動に駆られていました。
今は精神的ダメージを受けることは昔よりは減ったけれど、やはり子どもの同級生のお母さんなどの髪型を見ると自分と比べてしまいます。
息子の入学式の時だって、もうそれはそれは丁寧にドライヤーでブローしたのに…
後で写真を見てみるとうねうねボサボサでチリチリです(涙
一見、身だしなみが整っていないお母さんに見えます。
(子どもの晴れの日なのに、このお母さんなんで髪の毛きちんとセットしてないんだろう?)って思われてないかな。
すごく落ち込みました。
まわりのお母さんたちは髪の毛をキレイにセットしていて、ツヤツヤでした。
(どうして私はこんな髪の毛なんだろう)って、やっぱり辛い気持ちになってしまいます。
せっかく新調したアイボリー色のツーピースでしたが、私の貧相な髪の毛が全てを台無しにしていました。
自分の努力で何とかなるものではないので、妥協点がみつからない感じです。
SNSを始めたら薄毛の悩みを共有できて気持ちが少しホッとした
SNSで薄毛のことを発信してみようと思ったキッカケはなんだったのかな?
やっぱり誰かと想いを共有したかったのだと思います。
SNSにはとても優しい方が多くて、皆さんの投稿を見て励まされることも多いです。
これまでは家族以外には誰にも薄毛の悩みを話してきませんでしたが、SNSでは悩みに共感してくださる方がいたり、ただただそっと聞いてくれる人もいます。
薄毛の人にしか分からない本当に小さな悩みも共有することができるので、SNSからは想像以上に力をもらっているのかなと思いますね。
一人で悩んでいるとただただ悲しくなって思い詰めてしまうけど、発信することで多少緩和される部分もあります。
自虐的な発言をしてもサラっと受け止めてくれて、なんなら笑ってくれる人がいるのはかなり心強いなあ、って思います。
薄毛に対する感度の違いと保険適用されないことについて
SNSで少しずつ気持ちが癒されてきた私ですが、同じ「私」であっても、年齢と共に気持ちはどんどんと変わってきたなと思います。
だから当然、人それぞれに薄毛の悩みの度合いも違いますよね。
薄毛で悩んでいる誰かに声をかけるのは本当に難しい。
自分も長年悩んできたからといって、その誰かが自分と同じような温度で悩んでいるかどうかは分からないですよね。
だからSNSでも、なかなかコメントするのに躊躇してしまうことがあります。
(そうそう!その気持ちよくわかるよ!)っていうときでも、それをそのままコメントして良いのか。
大丈夫だよ、ってコメントしようとしたけどやっぱりやめたり。
薄毛で悩んでいる方に対しての、「全然薄くないよ、大丈夫」なんていう言葉で逆に戸惑ってしまう人もいるっていうのも分かってる…。
もちろんその言葉をかけてくれた人のやさしさもとてもわかる。
難しいですよね。
だからこそ、まずは誰かが感じている気持ちをそのまま受け入れる、ということが大切だと思いました。
20代のころの私を思い出してみると、いまよりずっとずっと傷ついていましたね。
何気ない友達や彼氏の一言、悪気のない美容師さんの一言で笑顔が引きつったことも何度もあります。
私はもういい年なのでそういった傷つく場面はあまりありませんが、やはりお若い方は相当悩んでいらっしゃると思う。
私は今ウィッグに大変助けられていますが、例えば20代や30代のころの私ならウィッグを着用するには相当抵抗があったでしょう。
だから、ウィッグで全てが解決するよ!みたいなことはやっぱり言えないですよね。
こういったブログで発信していく立場であるならば、年齢や環境、その人の性格によっても悩みの深さは違うということを肝に銘じておこうと思いました。
薄毛でどうしてここまで悩んでしまうんだろう
薄毛って、なんなのでしょうか。
たっぷりとツヤツヤの髪の毛を持っている女性がとてもうらやましいです。
やっぱり、生きていく楽しさが違うだろうなあって思いますよ。
もちろん髪の毛が無くても生きていけますが、生活に与える影響、精神的な影響はとてもとても大きいと思います。
髪の毛がキレイでセットが決まっている日は、きっと朝からずっと幸せな気分なんだろうなあ。
そんな経験ほとんどないけれど、部分ウィッグを着けたら疑似的にそんな感覚を味わえてる。
男性は髪が薄くなってくるとスキンヘッドにされるかたもいらっしゃいますが、それだって悩みぬいた上の「一大決心」のはずです。
まして女性は「髪は女の命」なんていう言葉があるくらいですから、本当に一生にわたって付きまとう悩みになります。
ダイエットのように努力でなんとかなるものではないので、みんな深刻です。
薄毛は病気だと認定されていないから、保険も効きませんよね。
ここもやはり温度差を感じてしまいます。薄毛治療はあくまでも「美容」のジャンルなんです。
薄毛の私たちからすれば、対処方法もよく分からない、かなり深刻な悩みであるのに。
薄毛のせいで生きづらさを感じている人も多数いるというのに…。
病気ではないから、なぜかぼんやりと「薄毛って可哀そうだね」っていう共通認識だけがふわふわ浮いている感じです。
例えば薄毛・ハゲ・カツラ疑惑の芸能人とかを「触れちゃいけない」「可哀そう」と陰でクスクス笑う感じとか?
ああいうのもやっぱり嫌な感じじゃないですか。
でもお笑い芸人さんなんかが自虐的にネタにしてるのは私も大笑いさせてもらっています。
私もあんな風に明るく薄毛を笑い飛ばしたいけど、やっぱりそこは…
ほんと、難しいなって思います。
薄毛って、ひとつだけポーンと違うジャンルにある気がするんですよ。
原因不明のびまん性脱毛症であったり、ストレスによる円形脱毛症であったり、遺伝であったり。
要因は様々ですが、いまいちハッキリとした改善方法がありません。
男性はミノキシジルなどの薬で改善する方もいらっしゃいますが、やっぱり劇的にフサフサになることはあまりないだろうし。
しかも先ほど言ったように保険適用外だからすごくお金がかかりますよね。
市販の育毛剤だって、効くかもわからないのに高額。
薄毛の人の悩みにつけこむような怪しい商売もありますし。
いっそのこと、薄毛は病気だとして保険適用されるようになれればいいなと思います。
それで悩みが解決するわけではありませんが、色んな選択肢が増えるし気軽に病院にも行けたほうが良いに決まっています。
結局今日も何が書きたいのか分からなくなった薄毛女子
わーん、ごめんなさい
今日はとりとめのない文章になってしまいました(泣
同じようなこと何度も書いちゃったかも
私は年齢を重ねてきたから、昔ほどは悩まなくなったし、ウィッグがあるから精神的に保っていられます。
でも「みんなが同じレベルの悩みではない」ということを、自分できちんと受け入れていきたい、と思いました。
その思いを今日は書きたかったのだと思います。
ウィッグを着用するなんて抵抗がある、と思う人ももちろんいて当たり前。
若い時はもっともっと悩みが深いし、活動範囲も私とは全く違うから、気軽にウィッグを着けることもできないと思う。
好きな人ができたけど、薄毛であることを知られたくないという気持ちのせいで一歩も前に進めなかったりもするでしょう。
本当にたかが髪の毛で、って思う人もいるかもしれませんが、本人にとっては人生の選択肢の幅を狭めるくらいの大きな悩みなんですよね。
できれば脱毛症や薄毛が保険適用されて、もっとみんなが気軽に治療を受けられて、気軽にウィッグが楽しめたりできる環境が整ったらいいなと思います。
もちろんそれだけで解決することではないけれど、まず最初の一歩として。
今日は私の思いをつらねるだけのブログ記事になってしまいましたが、ここまでにします。
読んでくださった方、本当にありがとうございました。